日本空手道松濤會
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行事
江上茂先生三十年祭
去る8月29日(日)午前10時から、特定非営利活動法人日本空手道松濤曾本部道場松濤館で、江上茂先生三十年祭を執行した。
 国内外から百五十数名の会員が参集した。
 式次第は次の通りでした。

一、神事
  修祓の儀
  一拝
  献饌
  祭文奏上
  玉串奉奠
  撤饌
  一拝

二、奉納演武

三、偲ぶ会
  主催者挨拶
   日本空手道松濤曾理事長 燒リ丈太郎殿
  来賓挨拶
   ご親族 江上尚志殿
   中央大学空手部長 小菅奎申殿
挨拶 顧問 柳澤基弘殿
献杯 理事 燒リ秀次郎殿
閉会の辞 理事 高草木達雄殿
                    以上
 
 神事は、厳かに、そして静粛に行われた。       
 奉納演武は松濤館少年部の演武に始まり、元気よく力強かった。
 偲ぶ会は、会場いっぱいでしたが、それぞれに江上先生を偲んで和気藹藹のうち、午後3時無事終了した。


 

 
江上先生三十年祭挨拶

     特定非営利活動法人日本空手道松濤曾 理事長 燒リ丈太郎

 本日はご多用中故江上茂先生の三十年祭に御参集いただき厚く御礼申し上げます。
 本日は江上茂先生の御略歴並にご業績を述べさせて頂きます。
 江上先生は大正元年12月7日福岡県大牟田市にお生まれになりました。
 昭和6年早稲田大学に入学、空手部に入部され、当時の早稲田空手部は船越義珍先生が師範。下田武先生が師範代を努められておりましたが、昭和九年下田先生が急逝され、後任として船越義豪先生が引き継がれました。
 昭和十年頃、義豪先生はご自宅のお庭へ青空道場を開かれました。道場には江上先生、廣西先生、植村茂先生等早稲田、拓大等の部員も稽古をされていました。
 江上先生は昭和十一年早稲田を卒業されましたが、その後稽古を続けて居られました。昭和十二年兵役で入営されましたが、病を得て帰還されました。昭和十四年一月二十九日豊島区雑司が谷に松濤館が創建され、館長は船越義珍先生でした。その頃義豪先生と江上先生の松濤館での稽古風景の写真が残っています。
 その年、江上先生は陸軍省兵務局調査部に入局、その後退官し帰省後家業の建設業を手伝っておられました。(陸軍中野学校)
 昭和十六年十二月八日大東亜戦争が始まりました。
 昭和二十年四月二十九日の東京大空襲により松濤館は焼失しました。又同年十一月義豪先生がご病気でご逝去になりました。
 江上先生は昭和二十五年に上京され、そのまま東京に留まることとなりました。その後一時千葉県館山に移り住み、そこで鈴木貞光氏、今泉清次氏に出会い、空手を指導されることとなりました。
 そこで江上先生と私の出会いとなりますが、昭和二十八年中央大学空手部道場に廣西先生を訪ねてこられました。お若かった江上先生はお待ちの間、鏡に向かって空手の技をやって居られその姿が義豪先生とそっくりな形を見て、是非この先生にご指導をお願いしたいと廣西先生にお願いして、やがて柳澤基弘さん、宮内昭爾さん等と伴にご指導を受けました。後に燒リ秀次郎さん、大久保昭男さん、玉井俊三さん、小川薫さん等が参加しました。
 その後昭和三十年学習院大学空手部の師範に迎えられました。
 昭和三十二年四月二十九日に義珍先生がご逝去なされました。同年、大田区田園コロシアムに開設された東急空手道場に師範として迎えられ、宇佐美忠雄氏や多数の門人を育てられました。また同年、中央大学空手部師範に迎えられました。
 翌年四月、船越義珍先生一周忌記念演武が学習院にて行われ、その席で廣西先生と共に旧大日本空手道松濤曾と旧大日本空手道松濤館を合併、船越義英先生を会長に日本空手道松濤曾を発足させました。
 昭和三十三年頃、船越義英先生の奥様、婦久さまのお話によると江上先生が義珍先生のご位牌に焼失した松濤館を必ず私が再建しますと誓っておられたとの事でした。やがて都庁空手部、日本ビクター空手部、札幌支部、山形支部、高知支部、土佐山田支部、下松支部、広島支部など育成され、フランス、スペイン、ポルトガル、台湾等々世界各国にも空手道を広められました。
 昭和四十九年頃より、廣西先生と共に松濤館再建の動きがあり、資金集めに奔走し昭和五十一年一月二十九日、港区芝浦一丁目に松濤館を再建、江上先生を館長に推戴されました。
 しかしながら昭和五十五年十月、全国指導者研修会にて体長をくずされ、翌年一月八日惜しまれつつ逝去されました。
 先生の著書には空手道入門、空手道専門家に贈る等があり海外版も出版されています。
 今現在、空手道の稽古に励んでいる人達が松濤館に来られるようになっています。
 先生は空手道の技を今日のような形までもってこられ武道としての空手の根本理念、心の世界を確立してこられました。
 以上、先生の略歴並びに業績を申し上げました。我々至りませんが江上先生のご遺徳を偲びつつ我が松濤会、松濤館の一層の発展を誓って挨拶といたします。


玉串奉奠者

日本空手道松濤会理事長燒リ丈太郎、
御親族江上尚志殿、中央大学空手部長小菅奎申殿、以下敬称略
柳澤基弘、燒リ秀次郎、柳田康彦、瀧田良徳、国光健吾、昼間厚雄、真田房人、山岸好久、
工藤博志、阿久津清、篠田晴輝、中尾秀光、北原利美、谷本晋二郎、浅野俊文、岩浅道雄、
黒岩滋信、松山好延、前村展、竹内茂夫、小林基宏、永塚恭一、徳弘仁志、高草木達雄、
廣西一郎、林丁南、植村喬、林良豪、前山亮、岩田健司



奉納演武

一、松濤会少年部
大極初段
 岡大誠、須崎礼大、春日佑都
平安弐段
 岡大誠、須蕪克q、磯山蓮、塩野正博、田中虎之介 
平安参段
 宮嶋優音、磯山蓮、須蕪克q、西村吉礼、塩野正博、田中虎之介
平安四段
 石塚冬亜、宮嶋優香、西村吉礼
平安五段
 石塚冬亜 
二、山形支部
明鏡
 粕谷順一
十手
 林良豪
三、辛夷会空手道場
十手
 高岡愛、七原靖公
四、土佐山田支部
大極初段
 徳弘仁志
十手
 大石篤
五、東京都庁空手道部
慈恩
 高岡愛
六、台湾支部
抜塞
 王正義、翁拱華、林意淳、林華國
観空
 林丁南 
七、専修大学
鉄騎参段
 岩渕裕光、本前原大介、太田宏樹
抜塞
 岩田健司、土方大輔、前澤有賀子
八、成城大学
燕飛
 赤城洋輔、前田亮、小川央、梅田有哉、中道理沙
九、学習院大学
燕飛
 河原浩平、庄司拓也、金森弘
十、中央大学
鉄騎初・弐・参段
 山本太郎、川口大輔、矢田圭貴
十一、松濤館
燕飛
 岡崎宏
十二、学習院大学空手道桜友会
半月
 柳田康彦 
観空 
 黒岩滋信
十三、中央大学空手道会
抜塞
 木下寛庸

             以上











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